このたび、オマーン国内で高い知名度を誇るコーヒーロースタリー「AZURA」を手がける Sama Hospitality and Business LLC 様よりご依頼を受け、同社が新たに展開するベーカリープロジェクト 「KOYO（紅葉）Japanese Bakery」 のプロデュースを担当させていただきました。

昨年8月より、現地市場の特性や運営体制を踏まえた上で綿密なプランニングを行い、滞在期間中（約30〜40日間）、工事進行の遅れ等にも柔軟に対応しながら、無事にオープンへと導くことができました。

本プロジェクトでは「日本式ベーカリー」をテーマに掲げ、日本国内の食材は一切使用せず、すべて現地調達の原材料のみを用いて商品開発と製造に取り組みました。食パンをはじめ、クロワッサン、バゲット、ブリオッシュ、ライサワーブレッドに至るまで、実際に日本国内の専門店と遜色ないクオリティを実現することができました。

また、パティスリー部門では、日本発祥のチーズスフレを主軸に、和洋折衷のスイーツを展開。現地でも希少な日本独自の菓子文化を、現地の素材を活かして表現しています。

さらに、サンドイッチや惣菜系の製品についても、ハラール対応をはじめとするイスラム文化への配慮を徹底し、オマーンのお客様の嗜好や文化に根差した製品設計を行いました。

今回のプロジェクトは「第一弾」として店舗立ち上げおよびオープンプロデュースを主軸とし、今後はクオリティコントロール（品質管理）や新商品開発支援など、継続的なサポートを予定しております。